2019年10月04日

民生文教委員会 行政視察 3日目 @兵庫県たつの市

民生文教委員会行政視察 3日目は、兵庫県たつの市を訪ね、
「ふくし総合相談窓口」について視察しました。
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たつの市健康福祉部 地域包括支援課 課長の森下 美佳 氏
たつの市健康福祉部 地域包括支援課 総合相談支援係糺 裕子 氏(看護師)
たつの市健康福祉部 地域包括支援課 総合相談支援係番匠 彩香 氏(保健師)
より、「ふくし総合相談窓口」が設置された経緯
相談支援の取り組み状況などについて、お話を伺いました。
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「ふくし総合相談窓口」設置の取り組みのきっかけは、
さまざまな相談が市役所に寄せられる中で、
誰が担当し、どこから手を付けたらいいかわからない問題
ケアマネ等の支援者がついていても、その業務の範囲を超えている問題など、
相談者も職員も困ってしまうケースがあったことにあります。

そうした中、市が抱える課題解決のための取り組みを
若手職員が直接提案する「リーディングプロジェクト事業」が行われ、
その中で「さまざまな相談をワンストップで受け付ける窓口」が提案されました。

その後、協議を経て、平成29年4月より『ふくし総合相談窓口』が開設。
ワンストップ窓口として、保健師社会福祉士主任介護支援専門員
認知症地域支援推進員相談支援包括化推進員を配置し、
5人体制で市民の相談に対応しています。
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また、相談を丸ごと受け止めるための体制構築も進められ、
庁内外の専門機関とのネットワークとなる
「相談支援包括化推進会議」の開催や
困難事例や解決策を共有するための情報検索サイトを作ったほか、
課を超えた情報収集・連携のための「個人情報連携同意書」
生活困窮者を適切に支援につなぐために利用できる制度をまとめたホームページなど
ふくし総合相談窓口に必要な環境づくりにも取り組まれてきたそうです。
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事業の実績と評価としては、
平成29年度に のべ2649人、
平成30年度に のべ2712人の相談がありました。
また、庁内連携が進んだことで、庁内からの相談も倍増し、
これまで顕在化していなかった問題を把握できたケースもあったようです。

そうしたふくし総合相談窓口の取り組みからは、
就労や税金納付につながった事例
・ごみ屋敷に介入し、地域の環境改善につながった事例
他課職員との連携による協力体制の構築 など、
具体的な成果も生まれています。

課題としては、
相談件数、相談内容がより拡大してきていること
・生活困窮、複合課題の実態把握調査で収集している
 「生活困窮シート」の分析・活用
・地域力の強化に向けた生活支援コーディネーターとの連携
・今後の社会福祉法改正への対応
といったことがあるようです。

新庁舎の建設を進める羽島市にとって、
大変参考となる総合相談窓口の事例であったと思います。
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posted by 藤川 たかお at 10:00| 視察・研修 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする